二時限目音楽の時間、バンド紹介【BUMP OF CHICKEN】②
それでは前回に引き続き23周年を迎えたBUMP OF CHICKENの紹介を勝手に行っていこうと思います。
※iTunes Storeでの購入を行いたい場合には再生プレイヤーの下のアイコンを選択していただけたらと思います。
前回はさらっと経歴からボーカルギターの藤原基央さんの機材に触れて終わりましたが、今回はバンド紹介記事の華とも言える楽曲を紹介していきます。
今回はこれまで発売されたアルバムからそれぞれ1曲づつ紹介を行っていきます。
※尚、紹介に辺りFLAME VEINにつきましては+1の方を紹介いたしますが順番は通常のFLAME VEINとして扱いますのでTHE LIVING DEADより前に記載させていただきます。
1.アルエ
これは非常に有名な楽曲ですね、とあるアニメのヒロインに贈られた曲となっております、アルエ=R.A=レイ綾波という解釈です。
また歌詞に含まれる、綾波レイという人物の言葉である
「私は独りで平気なの」
「嬉しい時どんな風に 笑えばいいか解んない」
アニメを見ていただいた方は分かるとは思います。
彼女は主人公がくるまでは一人で戦い続けていたのです、そしてとある事情から表情や感情の表現が彼女にはとても難しい事なのです。
これから見る予定の方は物語が続くにつれどんな変化を彼女が遂げていくかも注目していただければより一層楽しめるかと思います。
また楽曲としては繊細な情景をイメージできる歌詞と初期のBUMPらしさの荒らしいドライブサウンドを基調としております。
2.グロリアスレボリューション
これまた強そうなタイトルとなっております。
歌詞としましては自分の枷をかけないでやりたきゃステージに上に立っていいし好きなように生きるべき、それが転機であり革命である。
出る杭を打つという風習なんて関係ない、またもう一人の抑制力となっている保身に走る自分自身も捨てるのではなく認めて生きろ といったような内容になっているかと思います。
また楽曲としましては、これまた初期のアルバムの為、わりと歪んでいてロックの要素が強めで私は個人的にかなり好きな曲となっております。
またアルエでもわかる通り彼らの音楽のルーツは意外と激しめのバンドではないかと思います。
3.ベル
1stメジャーアルバムですね、わたくしが初めて聴いたときからこのアルバムでの
ぶっちぎりのリピート率を誇る楽曲となっております。
またファンの間では藤原基央さんの実体験を元に作製された曲と言われていますね。
自分に訪れる問題は自分にしかわかりませんし100%の理解は本人でも難しいです、疲れ切って何もすることが起きないし精神はどんどん摩耗していく。
絶対的な理解者がいない現実の中、ふいにかけられた言葉で救われたというような歌詞になっております。
本当に欲しい言葉は、わりとみんなわからないものですよね。
私がユグドラシルというアルバム自体はBUMPの中で一番好きです。
その中でもリピート率が高いのはやはりこの曲になります。
映画 ONE PIECE デッドエンドの冒険の主題歌としてタイアップされた楽曲となります、運命に抵抗 正解・不正解の判断 自分だけに許された権利=進んだ道が正しかったのか、それとも・・・なんて誰でも考えるような疑問に藤原さんは解を出していますね。
グングニルやグロリアスレボリューションに通ずるような世間の意見vs自分の意見=結局は誰が嗤おうと自分が正解と思うだけで、それは間違いではないのです。
またPVでは藤原さんが珍しくレスポールスペシャルではなくストラトキャスターを使用しておりますね。
ワンピースの主人公であるルフィに模した人々が演奏をするBUMPに逆らって大量に背を向け進んでいく様は圧巻ですね。
5.才悩人応援歌
実はコチラの楽曲ですが、藤原さんが時間もかけずに急いで作製した楽曲となっているようです、そのため時間をかけていない=等身大の藤原さんの歌詞であるという事が読み取れるかもしれません。
自分が自分より才のある人間だと思いこんでいた人間から投げられた「頑張れ」という言葉はキツイものがありますよね。
また、自分が得意だった事=アイデンティティをそれよりも得意な人間の登場によって破壊される。
そんな人間が自分に投げかけた「頑張れ」という言葉は本当に相手を下に見ていた発言だったのでしょうか?
答えは言った本人にしかわかりませんが、相手から見ると言われた方が才のある人間に思えていた可能性もありますよね、隣の芝生は青く見える とはよく言ったものです。
6.プレゼント
こちらはカップリング曲を収録したアルバムに収録されております、インディーズ2ndアルバムである《THE LIVING DEAD》にて《Opening》《Ending》という曲の原型となりレコーディング自体は新しいですが楽曲としては初期からあったものとなります。
そのため後からアルバムのコンセプトに合うように分けられたのが《Opening》《Ending》となります。
自分の弱さを肯定したっていい、それは正しい姿であると
貴方を助けてくれた人だって弱い部分があるし誰かに助けられている
それぞれが贈りあう人の繋がりについての唄となっております。
7.モーターサイクル
これまた珍しい曲で表現を幻想的な物にした歌詞ではなく藤原基央さんが描く現実的な方の歌詞になっております。
イヤな事があった時期に書いていたのもあり藤原さんにとってはノンフィクションの歌詞であると明言されております。
またライブでは不向きの曲となりリリース以降演奏がされていないそうですが本当でしょうか・・・気になりますね・・・
8.ray
最近の曲では比較的有名で初音ミクをfeat,したバージョンも出ている楽曲ですね。
また楽曲としましては非常に広がりのある楽曲でFLAME VEIN辺りのロックなBUMPからこの方向に展開を行うと誰が想像できたでしょうか?というくらいに楽曲の全体像が広いです。
また人生について歌っているかと私は解釈しました、今まで捨ててきた事や、忘れたと思い込んだ事は結局自分を形成するナニカになって残っている。
と軽めに終わらせていただきます。
9.宝石になった日
初期と比べると随分変化を遂げてしまったBUMPですが、初期ファンの方はこの楽曲を聴いてみるといいかもしれませんね。
異常を生活していくうちに忘れてしまう、それが正常であるかのように。
自問自答がテーマの楽曲であると私は考えております。
かなり個人的な紹介となりましたが通学時や通勤時にsailingdayをかけると朝の憂鬱な気分が多少マシになる人は私だけではないはず。
それでは本日の2限目音楽の時間は、BUMP OF CHICKENについてでした。
その内紹介した記事をバンドまとめといった形で再紹介させていただく可能性がございます。
また気になる方はCDやiTunesにて楽曲をお求めになれますので気になりましたら是非よろしくお願い申し上げます!