ロックを始めたい人への楽器紹介②
二回目の楽器紹介の記事となります。
前回の【ロックを始めたい人への楽器紹介】では、一番重要な《ギターの価格》についての記事を投稿させていただきましたが、今回はギターの種類について説明させていただきたいと思います。
まず初めに
1.ギターの種類について
最初に買うギターはどうやって選んだらいいか?
この件につきましては正直
「店で手に取って触らせてもらう」
スタンダードに、これが一番いいです。
いくら性能等を情報で見ても初心者は分からないでしょうし弾けなくても触る事が重要となります。
これに勝る判別方法はございません。
しかし、初心者に楽器屋で楽器の試奏など敷居が高いのも事実です、その為、ネックという部分を握る、またボディを身体に乗せてみるという方法で多少なり初心者でも合うor合わないを簡易で判断できる場合があります。
上記の画像がネックという部分になりますが、このネックという部分は太さや幅や長さがギターによって異なる部分、また一番演奏に関わってくるパーツでございます。
その為、最初は
「音質が汚い」
「形がダサい」
「憧れのバンドマンと形が違う!!!」
みたいな事は置いてください、確かに憧れのミュージシャンや自身がカッコイイと思うのもモチベーションの維持にとっては重要ですが、ギターは最初で躓く人が9割と言っても過言ではありません。
憧れても弾けなきゃ何の意味もありません。
そのため、自身が握りやすい、握りにくい、幅が狭い、幅が広すぎる 等の感覚でなら初心者でも捉えることができます、ですので一度楽器販売店へ足を運んでみてほしいです、買う買わないは別です、楽器屋で触ったギターがネット通販だと〇〇円安いなんてザラです。
またギターによってネックは変わる部分と冒頭で書かせていただきましたが、私的に楽器屋へ行った際に握ってほしいギターをいくつか紹介させていただきます。
まずは、ストラトキャスタータイプ
このタイプの形状はネックが細く比較的薄く握りやすい方が多くコード弾き等が行いやすいギターかと思います。
またツノみたいになっている部分については高音のリードプレイも行いやすいように加工されている部分となりまして、意味がなくトンガっているわけではございません。
最初のギターとして最適か?と言われると適している部類ではありますが
私は個人的には最適解ではないと思っております。
その理由としましては基本的な形状のギターではありますが、チューニングの設定が機能上難しいギターだからです。
裏側にありますスプリングの張力が音に関わってくるタイプのギターとなりますので
チューニングを行うと同時にブリッジ(参考画像①)という部分が基本的に浮いてきて一度合わせた弦のチューニングが全ての弦のチューニングが終わった後にズレている事も多々あります。
参考画像①
そのため、チューニングに他のギター以上に時間がかかるかと思います。
勉強するという名目を置けば最適解のギターになりますが、初心者からしてみたら
「合わせたのにズレた!もうやだ!」
となってしまう事もございますので最適解には置けないと判断しました。
次に、テレキャスタータイプ
後述するギターに比べて軽めの個体、また価格が安い帯域で使用されます木材ですといいところ3.5kg前後のギターとなります。
またネックは前述しましたストラトキャスター同様に幅が42mmの物が多く細いですが、ストラトキャスターと異なるのがネックの太さです、テレキャスターはメーカーによっては太くないネックもございますが、物によっては幅は一緒でもネックが極太という事もあるギターです。
なのでこのギターが気になる方は試奏する際や握る際に注意していただければと思います。
またギターの性質としましてはストラトキャスターみたくブリッジが浮く可能性も無く固定されているかと思いますのでチューニングは比較的楽でコード弾きもしやすい事からボーカルギターの方に人気となっております。
またリードプレイにつきましては、機能上、向いていないかと思います。
もしブリッジという部分がこの形(参考画像②)になってましたら問題はございませんが・・・参考画像②
参考画像③
この形(参考画像③)ですと、オクターブチューニングという高音側のチューニングが機能上精密に合わせることが不可能です。(※サドルという部分にカバーする機能が備わっていれば合います)
そのためリードプレイを行うリードギターよりはボーカルギターとしての最適解と私は独断と偏見で考えております。
最後に、レスポールタイプ
前述した二種類のギターよりは重い個体が多いギターとなります、また比較的ネックの幅が広く太い為、人によってはかなり弾きづらさを感じるギターとなります。
そして指板Rという木材のカーブを表す数値が比較的、平な物が多くコード弾きよりはリードプレイに適したギターとなっております。
ただ合う人は馴染んだら最強クラスのギターとなりまして、コードからリードプレイまで臨機応変に対応出来る案外万能な機種となります。
握りやすさで問題がなければ前述したテレキャスターと異なりオクターブチューニングも合いますし、ブリッジも固定されておりますので一つの最適解と私は思っております。
それではメジャーな機種から紹介させていただきましたが結論として、この三機種を手に取ってみてください。
それで向き不向きが多少なりわかるかと思います。
それでは、本日の記事はここまでとなります。
次の記事でお会いしましょう!